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健康保険の適用について

適用となる主な疾患

在宅酸素療法(HOT)の保険の適用基準は、動脈血酸素分圧が55torr以下の者、および動脈血酸素分が60torr以下で睡眠時または運動時に著しい低酸素血症をきたす者であって医師が在宅酸素療法を必要であると認めたものとされています。 なお、チアノーゼ型先天性心疾患、肺高血症および末期医療における症状緩和については医師の判断で保険を適用することができます。

在宅酸素療法は慢性呼吸不全の患者さんが、日常生活を過ごしながら自宅で酸素吸入を行う療法で、息切れの緩和や延命効果が認められています。 HOTの愛称で呼ばれる在宅酸素療法は、1985年に健康保険で認められ、以来急速な普及を見せ、現在では、約12万人の方がHOTを受けています。

保険適用の必要条件について

HOTの必要条件

在宅酸素療法適応基準のまとめ

在宅酸素療法の医療保険が適用される上で、医学的条件と社会的条件の 2つが満たされていなければなりません。

医学的条件(適応となる主な疾患)
①チアノーゼ型先天性心疾患の場合
②高度慢性呼吸不全例の場合
③肺高血圧症の場合
④慢性心不全の場合
⑤重度の群発頭痛

社会的条件
①患者および家族が在宅酸素療法の必要性を理解していること。
②長期間にわたり自宅で治療あるいは介護が可能なこと。
③定期的な通院が可能なこと。(往診可)
④酸素機器の管理が継続的にできること。
⑤緊急時、医療機関への連絡ができること。
⑥介護者および家族が患者の病状を把握し協力が得られていること。
⑦禁煙が完全に守られていること。

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